bright students (優秀なる生徒) もless bright students (そうでない生徒)も
難しい問題は両者に難しい。
bright であるか、less bright であるかは、易しい問題の個所で発生する。
bright students は易しい問題では間違いをしない。
less bright students は易しい問題で幾度も間違いをする。
例えば、
1. He will come here this night.
( 今夜→ this evening / tonight )
2. He came here on last Sunday.
( last Sunday は副詞(句)であるので、onを除く )
であり、
3. He wishes he knew her address. と He wishes he had known her address.
では、bright students はキッパリと意味内容を区別するが、一方はボンヤリとしている。
ってことは、
4. He wished he knew her addres. と He wished he had known her address.
になると、一方はスッキリと、他方はグチャグチャ状態である。
また、解釈ならば、
5. He naturally had little time for reading.を 「生まれつき読書の時間がなかった」、
6. She was deceived by his apparent kindness. を「彼の明白な親切にだまされた」
と和訳した場合の「不自然さ」への感度が敏感であることと、鈍感であることの違いである。
( オッと、apparent に関しては明日の補習科生の教材でも用いているよ! )
[ naturally はこの文では「当然ながら」となり、apparent は「うわべの」と和訳だよ ]
また、英作で、
7. He will be not busy. [ 正しくは He will not be busy. ] と書いたりする。
この小さな最初のミスを早い時期(高1)の時にしっかりと取り組んで完璧に修正しておくこと、
意味内容に敏感であること、これが受験生のbright、less bright の違いを作っている。
また、ここでいい加減であることが、「長文が読めません」とノタマウ大きな原因となっている。
この基礎の間違いを出来るだけ少なくする方法は、「受験ノート」に書き留めることだ。
ニ三日後に同じ間違いをしても、それをノートに書いておくことだ。幾度も書くうちに、
その間違いは修正されたものとなる。
私の恐れるのは、「いっぱい間違いがあるのに!」と最初から脳ミソが反応をすることだ。
いや、そうではない。案外と少ないのである。せいぜい1日に5〜8個である。
いいかい、知らなければならないこと、これは無数にある。無限と言ってもいいほどである。
これはこれで挑んでいく。常に前進があらねば、だ。
その一方で自分の知っていること、ここを確実にしていくことだ。これが最優先される。
あやふやな知識で受験の英語に挑むことは、沼地に家を建てることに似ている。
いくら完成しようとしても、土台が定まっていなければ、家は傾き、基礎部は腐る。
盤石の土台に自分の家を作らねば、だ。
高3生は10ヵ月のちに2次試験である。
自分の知の砦を作らなければ、だ。
頑張っていくよ。
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